読書感想 : 『最新 惑星入門』

 

『最新 惑星入門』 渡部潤一 渡部好恵 朝日新聞出版 (2016/7/13)

惑星科学の入門書。

本書は太陽系の惑星についての最新の知見を伝えてくれる惑星科学の入門書です。

 

本書の宣伝でラジオに出演していた著者の渡部さんのお話に興味を惹かれ、本書を手にとってみました。惑星は中学受験、高校受験理科のテーマの一つでもあるので、これを機に理解を深めておきたいという下心があったのも確かですがw

 

本書の目次をあげてみます。

 

【目次】

第一章 太陽系とは

・太陽系の概要

●太陽系は、どのように認識されてきたのか

・肉眼の時代

・天体望遠鏡の時代

・写真技術の導入

・電子撮像技術の導入と冥王星の仲間の発見

・深まりゆく太陽系1 小惑星の発見

・深まりゆく太陽系2 衛生の発見

●太陽系の起源

・太陽の誕生

・惑星の誕生へ

・雪線の内と外

・原紙惑星から惑星へ

・異動モデルの登場――海王星をつくるために

・内側への異動モデルの登場――小さな星をつくるために

・反転異動モデルの登場――地球は救われた?

・惑星になれなかった小天体たち

・後期重爆撃機の存在――移動モデルの中で

 

第二章 太陽系の主役たち――惑星の素顔

●水星

・水星の基本

・観察がなかなか難しい惑星

・探査機が明らかにした水星の素顔

・水星は、やはり水の星?

・水星を観察してみよう

●金星

・金星の基本

・宵の明星、明けの明星

・金星の素顔

・水星、金星の太陽面通過

・金星を観察してみよう

●地球

・地球の基本

・地球の自転と公転

・地球内部のダイナミズム

・地球を観察してみよう

●月

・月の基本

・月の満ち欠けと月齢

・月の公転と自転

・夜空での月の高さ

・月の起源

・探査機が明らかにした、月の知られざる素顔

・月を観察してみよう

●火星

・火星の基本

・火星に水は?生命は?

・火星はまだ生きている?

・火星を観察してみよう

●木星

・木星の基本

・魅力的な木星の衛星たち

・木星最大の謎、大赤斑

・木星を観察してみよう

●土星

・土星の基本

・土星の環

・バラエティ豊かな土星の衛生群

・土星を観察してみよう

●天王星

・天王星の基本

・細い環を保つ衛生たち

●海王星

・海王星の基本

・海王星の発見物語

・海王星の奇妙な衛星、トリトン

 

第三章 きらりと光る脇役たち――太陽系小天体

●小惑星

・小惑星の基本

・小惑星の族

・メインベルト彗星

・小惑星探査でわかったこと

・小惑星を観察してみよう

●彗星

・彗星の基本

・彗星の故郷は?

・故郷から表舞台への道

・表舞台から消えるとき

・彗星が秘めるメッセージ

・彗星探査が明らかにした核の素顔

・彗星を観察してみよう

●惑星間塵

・惑星間塵の基本

・惑星間塵の供給源

・惑星間塵を観察してみよう

●流星

・流星の基本

・流星群の基本

・幻の流星群の謎を解く

・流星を観察してみよう

・流星塵を観察してみよう

 

第四章 見え始めた太陽系外縁部

・太陽系外縁天体の基本

・冥王星型天体の基本

・冥王星の基本

・探査機が明らかにした冥王星の素顔

・太陽系外縁部、その先へ

・太陽系外縁部には未知の巨大天体はあるか

・太陽系外縁部に未知の第9惑星はあるか

 

 

おわかりのように、本書は太陽系の惑星全般をカバーします。各惑星それぞれについて「基本」から話を起こし、「木星の大赤斑」「土星の環」といった読者が気になりそうなネタも網羅。その上、各惑星の観察・観測の方法も示されていて、読者に惑星をより身近に感じてもらうための 配慮の跡もみられます。フルカラーの口絵があるのもうれしい。どの口絵も神秘的で美しく、宇宙への興味をかき立ててくれます。

 

本書のおかげで、楽しく惑星の勉強ができました。