読書感想 : 『進撃の巨人 19巻』

19巻もおもしろい!

18巻で火蓋が切って落とされた、獣の巨人率いる巨人勢と人類代表調査兵団との戦いの続き。

 

19巻は一巻すべてが戦闘シーンです。戦闘だけといっても、みどころは盛りだくさん。戦術と戦術の知能戦、エレン対ライナーの巨人同士の格闘、新たな武器「雷槍」の登場、ベルトルトの覚醒、思いがけない伏線の回収などなど。一回読んだだけでは消化しきれません。私は本書を手にしたその日にまず2回繰り返して読みました。おもしろい!4ヶ月に一度の楽しみをしっかり満喫できました。

一番の見所はベルトルトの覚醒です。

みどころ盛りだくさんではありますが、一番のみどころはベルトルトの覚醒でしょう。

 

ライナーといつもセットのベルトルトは、これまで一貫してライナーに比べ頼りなく存在感にも欠けていた。そんなベルトルトが、人類との決戦という土壇場にきて自らの使命を自覚し、それを引き受ける覚悟を決める。吹っ切れるのです。吹っ切れたあとのベルトルトの表情はまるで別人です。肚を決めると、人はこれほどまでにたくましく、そして強くなれるのかと思ってしまいます(ミカサの奇襲を軽くかわし、超大型巨人への変身時には核爆発のような超大型爆発を起こします)。

 

本巻の最後でベルトルトは超大型巨人に変身します。たくましくなったベルトルトの超大型巨人に人類は勝てるのでしょうか。不安になってきます。

作者がしたいのは登場人物の深掘り

ベルトルトの覚醒といいましたが、これは作者によるベルトルトの内面の深掘り作業の成果です。

 

19巻ではじめて感じたことではありませんが、作者がいましたいのはストーリーを進めることではなく、登場人物の内面を深堀りしていくことではないでしょうか。各登場人物を深堀りし各登場人物の多面性を描くことで、ストーリーに深みを与えていく。その作業の面白さに作者がはまっているようにさえ思えます。

 

おかげで話はほとんど進みません。

 

おもしろいからよいのですが、4ヶ月待たされた身としてはもう少し進めてもらいたいと思ってしまいますww

 

次も4ヶ月後。4ヶ月は長い。早く続きが読みたい。

 

20巻が楽しみです。